自分探し・・・

 今回、初めて読んだ西 加奈子さんの本・・

”ふくわらい”

主人公の鳴木戸 定(なるきど さだ)は
小さい頃 母が買ってきた雑誌についていた
付録のふくわらいに夢中になっていた。
タオルでまぶたを覆い、乾いた紙の上に
目や口などのパーツを 置いていくのだ。

これで完成・・

と思ってタオルを外すと
予想もしていなかったふくわらいの顔が
そこにあり、定はそれが面白くて
何度も何度も 繰り返した。

定の父の栄蔵は 作家で
「紀行作家」という肩書があり
人生の半分以上を 旅をして過ごしていた。

母の多恵とは 23歳も年が離れていて
46歳の時 お見合いで結婚した。

定の母の多恵は 病弱であったため
栄蔵が子供を望んでいないのも
多恵の父親が娘を嫁がせる
結婚の決めてだったらしい。

でも・・・

結婚して3年たって
「定」が生まれたのだ。

家には悦子という50代の家政婦が
いたのだが、定が5歳の時に
母親の多恵が亡くなってからは
保護者のような存在だった。

・・・・・・・・・・・

定は 一人っ子だったし
父は あまり家にいない人だったし
母親も幼くして亡くしたし
だから人とどう接していいか
わからなかったのではないかと思う。
幼い頃から好きだった”ふくわらい”で
遊ぶことを極めて、実際の人の顔で
ふくわらいを空想することで
友達がいなくとも 充分楽しめたのだと思う
そして そんな摩訶不思議な定を
理解してくれる人が現れた時
定の自分探しの旅も出口を見つけたのだと思う




評価:
西 加奈子
朝日新聞出版
¥ 1,575
(2012-08-07)


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  • 2019.10.12 Saturday
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