中途半端では・・・

円山応挙に憧れ師と仰いだ吉村胡雪(よしむら こせつ)と
応挙を毛嫌いした絵師 深山筝白(みやま そうはく)の二人の物語。

日本画の世界は、全然知らない世界なのですが
絵が好きで努力を惜しまないだけでは
どうにもならない才能の世界なのだと思った。

真の友とは、本当のしあわせとは、
いろんな意味を問われる本だったように思います。

そして今日は・・・マッキーの新潟公演2日目

もし行っていたら
楽しい事は間違いないけれど
今日、家族でお祝いした主人への
父の日&誕生日は なかっただろうし
マッキーの所へ行くために使うお金が
家族の為に使うお金に変わったことで
ちがう喜ぶ顔に変わったのだと思う。

なにがしあわせかは 過ぎてみないと
わからない事もあるけれど・・

無いものねだりよりは
近くにあるしあわせに喜びを見出したいと思います。

マッキーの所に行けない悔しさの
言い訳をしているのかもしれないのですけど・・
評価:
西條 奈加
光文社
¥ 1,620
(2015-04-17)


こんな関係だったら・・

父親の転勤に伴い・・
神楽坂で多喜本履物店を営む
祖母と暮らす事になった望。

代々男が料理をする習慣のある
滝本家では、祖父が三か月前に亡くなって
祖母が父親と望がいっぺんにいなくなったら
干乾びてしまうかもしれないと思われたからだ。

しかし元花柳界にいて4〜5年前まで
映画にも出ていたという祖母は・・
世話好きではないものの不思議と
人を引きつめる魅力があり
「お蔦さん」と呼ばれてつねに
祖母の周りにはたくさんの人が
集まってきてそんな心配は
しなくても良かったのだが、
望は、祖母と暮らす事を選んだ。

気の強いお蔦さんと周りに集まってくる
町内会の人々に振り回されながらも
困りごとや悩みをお蔦さんと共に
解決していく望のほんわかと
あったかい物語でした。
評価:
西條 奈加
東京創元社
¥ 1,620
(2011-02-24)


人と係る事・・

私は、どちらかと言えば・・
あまり人と係りたくない性格です・・。

だから・・フェイスブックとかで

「お友達ではありませんか・・」という
問いかけには、ちょっとうんざりすることがあります。

きっと人情味の薄い人間なのだと思います。
良く読む時代物の物語での
困った人がいれば・・・
声をかけずにいられない・・というような
きっぷのいい姉御肌の女の人を
凄いと感心します。

私は・・・

見かけによらず虚弱体質だし
姉御肌のようにみられていても
実は、人と接するのが苦手だし・・

人がいいようにみられていても
本当は、意地悪だし・・

物語に出てくるような
誰からも好かれる好人物とは
かけ離れているなぁ〜と
いつも思います。

本当のしあわせ・・

仕事で、出世しようと・・
お金が儲かろうと・・・

一番幸せなのは・・・

大事な家族とつつましやかに
生きる事なのではないかと気づかせてくれる
本なのではないかと思う・・。

西條奈加さんの時代物は
最後にほっこりした温かさが
心に残る感じがします。


 

人の心を映す鏡

ここ何冊か・・・んんんと
言う感じの本が続いていたので
感想を書けずにいたのですが・・

西條奈加さんの本は

やっぱり心に残る物が多いと
実感です。
ほのぼのとした中に
愛おしさが心に残って
離れないというのでしょうか・・
読んで良かったと思える本でした。


 
評価:
西條 奈加
PHP研究所
¥ 1,512
(2015-02-25)


疑問を持つ・・

「何故なに尚七」と呼ばれている
小松尚七は、何事にも興味を持ち生きてきた。

六花とは・・・

雪のことであり
どうしてもその雪の欠片を見たいと
尚七は思っていた。

何時間も雪の中で
雪の欠片を探していた尚七は
その時偶然に出会ったある人物とお出会いにより
大きく人生が変わる事になる。

純粋に学びたいと思っていても
それすらままならない時代・・。

今の時代に生まれていたら
尚七は、きっとすぐれた研究者になっていただろうと思う。

何にでも興味を持つことは
新しい発見にもつながる。

人間はもっといろんなことに

アンテナを向けて生きていくべきだと
思いました。




 
評価:
西條奈加
祥伝社
---
(2014-12-11)


まあるい気持ち

江戸は麹町の中ほど、六丁目の裏通りに
一風変わった菓子屋の南星屋(なんぼしや)があります。

お昼の鐘とともに開店するのですが
その頃には、いつも40〜50人ほどの
行列のできる人気のお店なのです。

お菓子は主人の治兵衛が季節ごとに
見繕って作りますが、
八つの鐘が鳴るころには
売り切れてしまうくらい
大繁盛なのです。

孫のお君と娘のお永と
3人で営んでいる間口一間ほどの
ささやかな構えですが
3人でつつがなく幸せに暮らしていたのでした。

ところが・・・

治兵衛の出生の秘密や
南星屋の人気に対するやっかみなど
いろんな事が重なってやっかいな事件が起きてしまいます。

人はなぜ、自分が未熟でうまくいかないことを
他人を羨み、陥れることで、憂さを晴らそうとするのでしょうか?
文章の中に・・・

「このお団子みたく、気持ちのまあるい女の子におなりなさい」
という所があって・・・・
確かに、何事にも角を立てずまあるい気持ちで生きていけたら
きっと何事もうまくやっていけるのだろうなぁ〜と思いました。
それが、一番難しいことなのだけれど、
気持ちのまあるい人は誰からも好かれるのだろうと思います。

本の中では、いろんな悲しい出来事もありましたが
読み終えて、心がまあるくなったように感じる本でした。
評価:
西條 奈加
講談社
¥ 1,566
(2014-06-25)


ずっとずっと・・・

 小鬼が 民と初めて会ったのは
ある森の中だった・・・

小鬼の姿は人間には見えないはずなのに
民(たみ)には 小鬼の姿が見えたのだ・・。

民は いなくなった弟を探して
森をさまよっていた・・。
小鬼は 民と別れることが
寂しくて一緒に探すことにした・・。

しかし・・・・

たまたま現れた黒鬼の過去見の術により
弟がいなくなった本当の事実を
見せられ 悲しみと憤りで
民は人鬼になってしまう・・。

助けようとした小鬼だったが
民は 力尽き死んでしまう・・。

小鬼は悲しみ 民を人間として
生まれ変わらせようとして
罪を犯してしまう・・。

その罪を償い 民を救うためには
千年かかって鬼の芽を集めなければならないという
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人でも鬼でも・・
大事な人に逢いたい一心で
どんな困難にも 立ち向かって
行くのだと思う。
もう一度 あの笑顔を見たくて
自分の身体に鞭うちながら
困難に立ち向かっていくのだろうと思いました

そして千年・・・

一度犯した罪は・・・
簡単には償えない物なのでしょうか
でも きっと諦めない心が
いつかは犯した罪の重さを
取り除いてくれると信じています

民と小鬼 また逢えるといいと思います
評価:
西條 奈加
徳間書店
¥ 1,680
(2012-06-14)


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