誰かのために・・

北条早雲・・

貧しい人々のために・・
領地内の農民が働くことに
喜びを覚えられるように
働いた分だけ腹いっぱい
米を食べれるように・・と
そのためだけに戦って領土を
勝ち取って行った人物のように思う・・。

はたして・・

現在の政治家に少しでも
そんな風に考えて行動している人が
いるのだろうか・・
言葉で言っていても嘘っぽくて
信じられない人が多すぎる気がする・・。

戦国時代・・

戦いに勝たなければ・・
自分の夢も希望もかなわなかった時代・・

だからこそ・・

凄いと思う・・
歴史上に名を残す人物はたくさんいるけれど
私は、北条早雲という人が好きになりました・・。

このシリーズはまだまだ続くので
この後が 楽しみです・・。



 
評価:
富樫 倫太郎
中央公論新社
¥ 1,620
(2013-11-22)


切ない・・・

織田信長が天下統一を目指して
戦を繰り返していた戦国時代・・。

羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)が
頭角を表しつつあった。

そんな秀吉の元に、小姓としてつかえた
佐吉(のちの石田佐吉)と平馬(のちの白頭)
まだ15歳と16歳だった。

戦いの中で頭角を表す者たちや
事務処理能力に優れた佐吉の陰に隠れてしまって
あまり目立たない平馬であったが
その謙虚さとっ秘めた実力を認められ
秀吉に信頼され一番可愛がられたのは
平馬であった。

戦いの場でとらえられ土牢に入れられたのが
原因で病になりながらも、秀吉に誠意で
仕えたて平馬の壮絶な物語でした。

冨樫倫太郎さんの時代物は
つい主人公に肩入れして読んでしまうので
刹那さで心が締め付けられ
その感情が何日か続いてしまい困ることがあります。

戦で無念に散って行かなければならなかった時代。
そんな時代に生まれなくて良かったと思います。

 
評価:
富樫倫太郎
潮出版社
¥ 1,512
(2015-02-05)


感動です・・。

後の北条早雲、早雲庵宗瑞が
まだ伊勢 新九郎と名乗っていた若かりし頃から
早雲庵宗瑞と名乗るまでの物語です。
働いても働いても満足に食べることも出来ず
飢えて亡くなる農民が、豊かに暮らせる事だけを
願って戦い続けた早雲。

この物語は、早雲の活躍の序章にすぎませんが
序章の結末は、あまりにも感動的で
目頭が熱くなりました。

こんな人が今の政治家に
一人でもいたら世の中は変わるのでしょうか・・

今後の物語が楽しみです。
評価:
富樫 倫太郎
中央公論新社
¥ 1,620
(2014-12-19)


謙虚さ・・・

吉左(きちざ)は、継母を殺したいくらい憎んでいた。
母親が流行り病で8年前に呆気なく亡くなり
まだ32歳と父親が若いからと
庄屋が後添えを貰えと世話を焼いたのだ。

しかし・・・

まだ母親が死んで間もない吉左と
うまくいくわけもなく・・
さらに弟が生まれてからは
露骨に冷たい仕打ちが続いた。

さらに・・

吉左を寺の小僧にしてほしいと
願い出て寺へ追いやり・・
さらには、大阪の米問屋へ奉公に出してしまった。

だが・・・

それが吉左にとって・・・
幸運だったのか・・
謙虚な気持ちと持っていた強運とで
米仲買人の道を突き詰めていく事になる。

人間なにが幸運なのかわからない
でも、ひとつ言える事は
人への感謝を忘れない事
うまくいっている時でも
謙虚な気持ちを忘れない事
それが、さらなる成功につながるのだと思う

吉左の前向きな気持ちの持ちようと
奢りのない謙虚さは、
真似して行かなければならない事だと
思いました。
継母を憎んでいた吉左でしたが
自分も親になり大人になったことで
理解できる部分も出来たのだと思います

 
評価:
富樫 倫太郎
毎日新聞社
¥ 2,160
(2007-12-15)


もがいても・・・

「おれと一緒になってくれねえか」

と甚八は、おるいに告白した。
もちろんおるいも承知だった。
しかし、甚八には秘密があった。
薬の行商をしながら関東一円を
回っていることになっていたが・・

じつは・・・

阿修羅の仁兵衛を頭とした
盗賊団の一員として盗みを働いていたのだ。
そして、おるいは本人も知らされずにいたが
頭である仁兵衛の娘だった。

おるいと所帯をもって真っ当に生きたい。
盗賊から足を洗いたい・・と思っていた
甚八だったが、なかなか言い出せないままに
次の押し込み先に出かけていく。
ところが、押し込んでお宝を持ち帰り
いざ分け前を貰う段階になって
揉め事がおきてしまう。

そして・・・

甚八が予想もしていなかった方向へ
事態は動いていく・・。

今よりも、治安や暮らしがままならなかった時代
うまく生きよう普通に生きようとしても
弱いものは、蟻地獄に落ちた蟻のように
もがいてももがいても這い上がりどころか
食い物にされてしまう世の中・・。

何を信じて生きて行けばいいのか・・

きっと先の見えない時代だったのだろうと思います。
評価:
富樫 倫太郎
中央公論新社
---
(2002-10)


目に見えぬもの・・

鬼坊主の達三一味が押し込みを
するのは、新月の夜・・。
その日も、闇夜に紛れて
舟具屋の「山県屋」へ向かっていた。
新入りの新之助の役割は、
女のように美しいと言われている顔を
利用してお店の女中を色仕掛けで
籠絡して店の内情を詳しく探りだし
押し込み当日は、逢いに来たと言って
女中に中から閂を開けさせるのだ。
「山県屋」へ押し入った日も
無事に役目をおえ、今度は見張りを
していたところ・・
お頭の達三に呼び出され、中に入った所
後ろから仲間に突然切られた。
さらに達三に脇腹をさされ、額から
唇にかけて真一文字に切り裂かれた。
家に放った火の手が天井を崩したので
止めは刺されなかったが、
全身の火傷で爛れ、刀傷で深手を負って
瀕死の重傷を負って牢屋敷に運び込まれた。
牢屋敷での、ある男との出会いにより
新之助は、顔の中で唯一無事だった目を潰され
座頭の殺し屋として生きる運命となった。

けっこう厚みのある本でしたが
スラスラと読めてしまいました。
眼が見えないからこそ見えてくる
ものがあり、新之助はやっと
人の心を取り戻すことが出来たのでしょうか。

今度こそ人並な生き方が出来ればいいと願います。
評価:
富樫 倫太郎
中央公論新社
---
(2003-07)


よかった、よかった〜

このシリーズの完結編です・・。
自分が光源氏の本当に子どもでは
無いのではないかと・・長らく
悩んでいた薫中将・・。

その出生にまつわる真実が
今回明らかになります・・。

しかし、真実を知ってもなお
気持ちがすっきりしない薫中将。

そんな時、匂君と薫中将に
邪な嫉妬をいだく猿田大納言が
なんとかしてふたりに・・
死ぬほどの恐怖を味わせたいと
妖しの術をつかう者をつかって
罠を仕掛けます。

あえなく罠にはまってしまうふたり。
しかし、そのことがかえって
匂君と薫中将の絆を深め
薫中将の長年の悩みを吹っ切る
切っ掛けになろうとは・・・。

なんか・・よかったなぁ〜と
読み終わって思いました。
やはり親という者は・・
自分がどうなろうと
子供の為に戦おうと思うのでしょうか・・。

匂君と薫中将がいつまでも
楽しく暮らせるのを祈りたいと思いました。

またもや・・・

妖説 源氏物語の続編です。

今回は 自分が父である光源氏の
本当の子供ではないのではないか?と
さらに薫中将は深く悩み続け・・・
鬱のような状態になってしまいます。

それを心配した冷泉院から
”宇治山の阿闍梨”を訪ねて
少し気晴らしでもしてきたらいいのでは・・
といわれ、宇治山に向かう事になります。

しかし・・・

途中怪しげな力に惑わされ
道に迷い危うく命を奪われそうになります

なんとか助け出され都に戻った
薫中将でしたが・・
今度は 匂君と共に
また、妖しげな出来事に巻き込まれてしまいます。

人間・・生真面目なのも大事ですが
考えすぎるのは、いかがなものかと思います
考えても答えの出ないものは・・
まぁ〜なんとなかるさぁ・・
くらいの開き直りがないと
悪運を引き寄せたりしてしまうのでしょう

人間諦めが 大事・・・

それが逆に 幸運を呼ぶのかもしれません

 
評価:
富樫 倫太郎
中央公論新社
---
(2004-04-25)


あまりにも大きすぎる存在・・

光源氏の没後 15年・・。

今上天皇の第三皇子で 
光源氏の孫にあたる匂君と
光源氏と三ノ宮との間に生まれた薫中将。

甥である匂君のほうが
叔父の薫中将よりひとつ年上だし
自由奔放な匂君と生真面目で堅物な薫中将と
性格も正反対なのですが・・
歳も近いので仲の良いふたり。

祖父の光源氏にあこがれる匂君と
幼い頃に父である光源氏と死に別れたせいか
自分は父親に愛されていなかったのではないかと
悩みつづける薫中将。

そんな二人の周りで起こる
摩訶不思議な出来事・・。

陰陽師の術を操る 白鷗と共に
次第に巻き込まれていくふたり。

富樫倫太郎さんの時代物は
やっぱりおもしろい・・。
弐 参と続くので・・
早く読みたいと思います

きっと男前・・・

代々御先手組の頭を務める家柄の中山家の当主
中山 伊織は、次男坊であったのだが、
父が死に、跡取りだった兄が亡くなったため
急遽、跡取りとして御先手組の頭となった。
さらに 力量を見込まれて、
加役として 火付盗賊改の頭も兼務することになった

それは・・・

徳川家重の気苦労を少しでも減らすために
江戸の治安を安定させようと心に決めたからで

そのために・・

職務遂行の為に鬼になると
強い決意を持った・・。

この物語は中山伊織の捕物帳です。
きっと男前の素敵な方なのだと思います
富樫倫太郎さんの時代物は
とても面白いので、シリーズだとしたら
もっと読んでみたい作品です。

伊織の活躍が、楽しみです・・。

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