愛は、人それぞれ・・

勤めていたホテルの火災により職を失い
地元の新潟に戻った亮介・・。
そこで就職した会社の女社長である
10歳年上の井澤章子と出会った。

経営者として章子を尊敬していた亮介だったが
章子から 「恋をしました」と打ち明けられ
戸惑いもあったが恋という言葉に
心を鷲掴みにされ2年後には入籍していた。

公私ともに章子をサポートして
副社長としても会社の業績を
伸ばしていった亮介だったが
64歳の章子の誕生日に
章子が事故にあって病院に運ばれたと
連絡が入った・・。

頭を強く打ち意識は
回復の見込みはないという・・

人それぞれに、相手を思う愛があり
愛し方があるのだと思う。
でも、自分の愛し方の常識は
周りの常識の許容範囲内なのだろうかと
一歩引いて自分を見つめなおす
必用もあるのだろうと思った。


 
評価:
桜木 紫乃
幻冬舎
¥ 1,512
(2015-03-11)


どんな人生にも・・・

生まれて初めてつきあった男とのあいだに子供ができ
結婚するつもりでいたら・・・
相手にまさか妻子がいたとは思いもよらず
どうすることも出来ず、咲子は千春を産んだ。

その後、千春を実家の母に預け
北海道を転々とし水商売を続けた・・。

相変わらず男運はなし・・。

そして、千春もまた・・・
普通の家庭を知らない環境に
育ったせいか、うまくいかない
人生を送っていた。
2度の結婚・・の後
乳飲み子を置いて家を出てしまう

咲子の母、咲子、千春・・
そして千春の子 やや子と
同じような運命をたどりながら
生きてしまう・・。

桜木さんの本を読むと
自分の悩みが小さなものに思えてくる
こんなにもいろんなことがありながらも
懸命に生きてるんだから・・
私も前に進まなくっちゃと思えてくる。

文章の中に・・・


「満点の星空を思い浮かべた。
 星はどれも等しく、
 それぞれの場所で光る。
 いくつかは流れ、
 そしていくつは消える。
 消えた星にも輝き続けた日々がある。」


ということろがあって
やっと運命の呪縛から解き放たれそうな
予感を感じました

 
評価:
---
実業之日本社
---
(2014-06-13)


これから・・

桜木紫乃さんの・・”ホテルローヤル”

”ホテルローヤル”は・・・

ラブホテルのホテルローヤルが
廃業して間もなくという時間が
舞台でしたが・・

この・・・”硝子の葦”は

まだ営業していて売り上げも
そこそこという時のホテルローヤル

廃業を余儀なくされる前のホテルローヤルに
こんな事件があったとは・・・
桜木さんの本は・・・
”ホテルローヤル”から読んだのですが
この”硝子の葦”を読んでから読んだら
もっと違った印象だったと思う。

だから・・・

もう一度”ホテルローヤル”を読んでみようと思い
今日、図書館に予約を入れてきました。

母と娘の悲しすぎる過去・・というよりは
母親の身勝手さや頼りなさなのか・・
私もいい母親ではないと思うので
身につまされる感じがある。

こんなにも・・・

娘の一生を左右してしまうと思うと
子育てが今さら怖くなる気がした。



 
評価:
桜木 紫乃
新潮社
¥ 1,680
(2010-09)


何処で読んだのだろう

初めて読んだのに・・
読んだことのある文章に焦った・・。

たぶん・・

どの本かは思い出せないけれど
何人かの作家さんと一緒に
一冊の本になっている物の中に
桜木さんの作品もあって
その中にのっていたものを
読んだのかなぁ〜と思ったりする。

今日のような・・・

雨の日に読むと・・
悲しさや遣り切れなさの方が
際立った印象になるから
どんより気分も落ち込んでしまうように思う。

ほんとうに・・

生きているといろんな出会いがあるのだと思う
私は、面倒くさがりなので
自分から 人と係ることが得意ではない。

だから・・・

ひとりでいる方が心地よいのだろうか?
来るものは拒まず(たまに、拒むけど・・)
去る者は追わず・・。
今の私には この言葉が・・いいと思う。

 

思うようには・・

桜木さんの本を読んでいると
毎回、人生って本当に思うようにいかない・・と
思い知らされる気がします。

私自身・・今までそう痛感させられることが多かった。

人と係ることが苦手だからか
人の悪意にさらされることが
多々あったように思う・・。

若い頃は・・・

なんで・・と思う事もあったけれど
最近は、まぁ・・いろいろあるさ・・と
通り過ぎる突風に飛ばされないように
耐えて待つ技も 少しは分かるようになったと思う

桜木さんのこの作品を読んで
中島みゆきさんの”ホームにて”が
頭に浮かんだ・・。
マッキーがカバーしたからかもしれないけれど
若い頃、一時期中島みゆきさんの曲に
生きる勇気をもらっていたように思う。
そんなに生きることに器用ではないけれど
少しは 開き直って生きる自分が 今はいる。

ユーミンの曲で青春時代を過ごし
中島みゆきさんの曲で生きる勇気をもらい
今は、マッキーに希望をもらっていると思う

だから・・

明日も、頑張って行こうと思います

しあわせって・・なに・・

私が 最近よく読んでいる
桜木紫乃さんの本・・。

”蛇行する月”

道立湿原高校の同級生で
図書部員だった
須賀順子 角田直子
藤原桃子 戸田清美
小沢美菜恵の5人に
高校を卒業してから
25年の歳月の中で
起きた自分探しの
物語だ・・。

きっと・・・

誰でも夢があり
理想があり 見栄があり
自分はきっと幸せになれると
思って社会人としての
第一歩を踏み出すのだと思う。

でも現実は 打ちのめされる事の方が
多いという現実・・。
何が幸せで・・何を求めればいいのか
人は迷いながらも たどり着いていくのだと思う。

やっぱり好きだなぁ〜
桜木紫乃さんの本・・。
評価:
桜木 紫乃
双葉社
¥ 1,365
(2013-10-16)


しあわせって・・・

 清水小夜子の元に
従妹の理恵から メールが入っていた。

母親と連絡が取れないので
様子を見てきてほしい・・。

理恵の母の百合江は
生活保護を受けて生活していた。

そしてアパートに行ってみると
位牌を抱えて意識がないまま
横になっていた。

病院に運び 聞かされた状態は・・

老衰だった・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・
人間の幸せの目安とは
何を目安にはかる物なのか・・

幼い頃から いろんな逆境に耐え
日々淡々と生きることを喜びと思い
幼い娘と生きてきた百合江

その娘と突然引き離され

それでも懸命に生きた百合江
日々生きていけることが幸せ

生き別れた幼い娘が
有名人となりTVに映っても
その娘が幸せならそれで充分と
自分の娘はもう死んでしまったと
気持ちの踏ん切りをつけた百合江

こんなにも頑張って生きた人が
最期は 幸せに死んで行けたのでしょうか

人生は 最期まで

何がしあわせなのか わからないと
辛くなりました。
でも きっと生きることに常に
前向きだった百合江は
きっと死ぬ間際まで 前向きだったのでしょう。
評価:
桜木 紫乃
新潮社
¥ 1,680
(2011-08)


生きる・・

 最近・・桜木紫乃さんの本に
はまっています。

すんごくいい〜と思う本と
んん・・そうねぇ〜と思う本に
別れるのですが・・

この本は・・良かった

柿崎美和 滝澤鈴音 八木浩一は
高校の同級生・・。
医者になることを目標にしていた。

だが・・

大学受験の時・・・
成績的に厳しかった八木は
目指す国立をあきらめなくてはならず
かといって私立の医大に通うには
経済的に無理があり・・
やむなく放射線技師の道に進む。

鈴音と美和は医者となり
鈴音は実家の医院を再建し開業
美和は 勤務していた病院で
安楽死問題を起こし離島へ
飛ばされていた。

そして・・・

ある時開業している鈴音から美和に
余命わずかなので うちの病院を
頼みたいと電話が入る・・。

人生なんて上手くいかないものだと思う
でも、あきらめたらやっぱり、
そこで、終わるだけ・・。
悪あがきでも 必死に生きてみるべきだと
いう気持ちになりました。

がんばらなくてもいいから
自分に素直に前を向いて
進んでいこうと思いました。

評価:
桜木 紫乃
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,575
(2011-11-29)


また一人

 沢井優作は、小学校の教師・・。
父の徳一は 中学の教師だった。

徳一が中学の教師をしていた頃
佐々木彩子という生徒が
入学式というのに登校していなかった。

自宅まで尋ねた徳一だったが
彩子の家庭環境は・・・
登校できる環境ではなかった。

そして・・・

その年の11月・・
彩子は 海に転落して死んでしまった。
この彩子の死が 教師を退職してからの
自分たち親子に 関わってくるとは
その時は 思ってもみなかった。
..............................

桜木紫乃さんの作品は
本当におもしろいと思う。
始めは興味半分に”ホテルローヤル”から
読み始めたけれど・・
どの本も おもしろくて
一気に読みたくなってしまう。
北海道という独特の土地柄で起きる
日常が舞台であるが・・・
人の心を深く掘り下げた作品が多いと思う。
桜木さん本人は、TVでみるかぎり
ユーモアたっぷりの人のようだが
作品はしっとりしていると思う。
また目が離せない作家さんが一人増えたと思う

評価:
桜木 紫乃
文藝春秋
¥ 1,365
(2008-10)


しあわせって・・

 秋津龍生(あきつりゅうせい)は書道家

母も名のある書道家であったが
今は寝たきりで要介護状態だった

秋津は 自宅で書道教室を
開いていたが・・・
書道家としては 大きな賞を
受賞出来ずに日々の生活費は
高校の養護教諭をしている妻の
伶子に依存していた。

そんな時・・・

”林原純香”という少女に出逢った・・。

生きていくうえでの出会い
分かれ道 決断 妥協・・
自分に正直に生きることは
難しいけれど・・・
でもこんなものなのかと
妥協ばかりしていると
誰も幸せになれないし
幸せには 出来ないのだと思う

誰かに甘えてばかりでも駄目
厳しくしすぎても駄目

生きていくことは 
一番難しい事だと思う・・。
評価:
桜木 紫乃
新潮社
¥ 1,575
(2013-07-31)


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