どう感じるか・・

夫婦とか親子とか・・

相手の事を心配して
なるべく心が疲れないように
なるべく安心できるように
本心は、きっとそういった気持ちで
アドバイスしたり怒ったりするのだと思う。

でも・・

この小説でもそうだが・・
相手の受け取り方や
声の高さ、言い方で
素直にその気持ちが伝わらず
逆に傷つけたり
怖がらせたりするものなのだと思った。

同じ言葉でも・・

心が穏やかな時は
すんなりそうだよね〜と思う事も
イライラしていたり
心に余裕のない時は
落ち込んだり言い返してしまったり
心が傷ついてしまう事もある。

親といい関係を保って
育てられた子供は・・
大人になったら
周りともうまくやっていける
確率が高くなるのだろうか・・。

この小説は・・・

いろいろ考えさせられた。
結局、相性が合う人ばかりが
いるわけでもなく・・
いろんな人と折り合いをつけて
生きて行かなければいけないのだから
無理せず自分を保って行ける場所を
探すしかないのだと思う。

親であれ夫婦であれ
結局は、全部理解しあえる物でもない
だからこそ自分自身の軸を
しっかり持っていないと
周りを理解できないし
優しく出来ないのかと思う。

そして・・

いろんな考えがあるんだなぁ〜
くらいの選択の幅を広げる努力も
必用なのだと思った。
評価:
角田光代
朝日新聞出版
¥ 1,728
(2016-01-07)


猫・・・

角田光代さんが、突然猫を飼う事になったお話です。

角田さんの日常が垣間見れて
なんかうれしい感じです。

猫は、私も大好きなので
飼いたいとも思いますが、
きっとずぼらな私には
向いてなさそうで自信がありません。

だから・・・

読んでいてすごく羨ましく思いました。

 
評価:
角田 光代
KADOKAWA/角川書店
¥ 1,188
(2015-01-30)


似てる・・

左織はデパートで・・
「坂井左織さんでしょ?ちがいますか」
と矢島風美子に声をかけられた。

疎開先でよく遊んでもらったと
風美子は懐かしそうに言った。
しかし、左織にはその記憶がなかった。
でも、その日以来2人は、一緒に出掛けたり
映画をみたりして逢うようになった。

もしあの日風美子に逢わなければ
違う人生があったのではないかと・・
晩年の左織は思う。
なんでも自分の思う通りにならないと
気が済まない風美子だったので
いつのまにか、左織の生活に
入り込んできて、いつのまにか
左織と娘の間に亀裂を生じさせて
いたのかもしれないと左織は思う。

真っ当な事を言っても信じてもらえない人と
嘘をついても信用される人がいるこの世の中。

不器用な人間が損をするように出来ているのでしょうか?

もし風美子のような人が近くにいたら
きっと私は心を病んでしまうだろうと思いました。
評価:
角田 光代
毎日新聞社
¥ 1,728
(2014-09-12)


普通が一番・・・

もし・・・あの時
違う選択をしていたら・・
今日は 違っていたのかもしれない・・

なんて・・

考えてしまう事があるのではないのでしょうか
人生は 分かれ道の連続で・・・
日々選択の毎日・・。

この本は もしあの時こうしていれば・・と
ふと・・考えてしまった人々の物語です。

私は・・たとえその時違う選択をしても
自分自身が変わる努力をしていなければ
どう選ぼうが 結果は同じ所にたどり着いて
しまうのだろうと思います・・。
今を悩んで前に進めず あの時・・
こうしていたら今の自分は違っていただろうか・・と
思う前に これからどうしたいか どうなりたいかを
考えて生きて行った方が絶対輝いて生きていけると
私は 思います
評価:
角田 光代
新潮社
---
(2014-05-30)


逃げて逃げて・・

その日・・・
祖父が開業して父が2代目の中華料理屋
翡翠飯店(ひすいはんてん)は定休日だった

良嗣(よしつぐ)の家族は
いつもの定休日の過し方をして
家には良嗣しかいなかった。

起きてコンビニに向かおうとして
いつもなら素通りする祖父の部屋を
その日は、なぜか覗いたのだ。
半年前に心不全で倒れた祖父の泰造は
いつも通り寝ていた・・・・が
良嗣が呼吸がやけにゆっくりだなぁ〜と
思って見ているうちに呼吸が止まり
目の前で亡くなってしまったのだ・・。
・・・・・・・・・・・・・・
何をやりたいか、どんな仕事がしたいのか
自分のやりたいことがちゃんと
誰しも明確にあるわけではないのだろうと思う
祖父の泰造も父の慎之介も・・
家族の誰もが流されて生きてきた感じの藤代家

でもそれぞれに、ちゃんとしようと思う切っ掛けがあり・・
祖父の泰造は 満州から引き揚げて来た時・・
父の慎之助は 弟が自殺した時・・

そして・・良嗣は

祖父の死を切っ掛けに
祖父たちがどうやって今まで生きてきたかを
知りたくなり祖母と一緒に中国へ ルーツ探しに行き
祖父たちの必死で生きてきた思いに触れた事で、そのことが
ちゃんとしなくてはと思う切っ掛けになったのだろうと思う

”逃げて逃げて生き延びてきたから
逃げることでしか時代に抗う方法をしらなかった
だから逃げる事しか教えられなかったから
息子たちは逃げてばっかり・・。
それしか出来ない大人になってしまった
逃げる事しか教えられなかったこと
申し訳ないと思うけどそれしか
教えられなかった”

という祖母の言葉を聞いて
闘わずにただ流され続けている
自分自身を見つめなおさなくては
駄目だと思ったのだと思う。

人は一生自分自身に満足することなく
もっと何かがあるはずだと生きていくように思う
でもそれは、現実から逃げるのではなく
きちんと現実を生きて、そのうえで
探し続けることで 行き着く場所のように思いました。



 
評価:
角田 光代
文藝春秋
¥ 1,700
(2010-10-15)


お誕生日・・

なんと・・誕生日に読み終えた本が・・

”曾根崎心中”・・角田光代

でした・・。
現代と違って・・貧しさにゆえに
売られていく娘・・。
主人公の初も 家にいた頃は
腹いっぱいご飯も食べられず
温かい布団で眠れることもなく

売られてきても・・
ご飯がたべられて
寝るところがある遊郭の方が
しあわせだという・・。

昔は・・女であるがゆえに
売られ虐げられいた時代

女は道具でしかなかったのか・・

私は、今に生まれて幸せなのだと思う
女が自分の思う通りに生きられなかった時代
そんな時代を思えば、今の自分の生活に不平を言ったら
罰が当たりそうな気がする・・。

なんでも自分で考え行動できる
ありがたさにもっと感謝して生きるべきなのだろうと思う


 
評価:
角田 光代,近松 門左衛門
リトル・モア
¥ 1,470
(2011-12-22)


不思議な本・・

雉田ナリコ(きじた なりこ)は
8歳まで いろんなものと話が出来た。
毎朝庭にくるトカゲの言葉とか・・
学校で飼っている山羊のゆきちゃんの言葉とか・・

でも・・いつの頃からか

その言葉は、わからないようになっていた。

子供の頃、あんなに仲の良かった友達とか・・
大事にしていた折り紙とか・・
物でなくとも、気持ちだったり
憧れだったり・・

大人になるに連れて
忘れて行ってしまう物・・。

この本は・・・

なんか不思議な本・・。
松尾たいこさんのイラストと共に
夢を見ているような本でした。
人間は、いつか死んでいくときに
無くした者たちと・・
また巡り合えるのかもしれません。
評価:
角田 光代
ホーム社
¥ 1,680
(2010-09-24)


誰も悪くない・・・のに

 録画していた”八日目の蝉”
やっと見ることが できました・・・

なんか・・・悲しい

だいたい・・一番悪いのは
妻がありながら 愛人をつくる夫
二番目に 悪いのは 妻がいると知りながら
愛人になる女・・・

でも・・・

悲劇は 誘拐したというところではなく
赤ちゃんの母親が 4年たってやっと
犯人から取り戻したと思った娘から
自分のことを 母と思われず
今度は 娘がほんとうは誘拐犯である
母親から引き離されたように感じ・・
本当の生みの母を・・・・
知らない誘拐犯のような眼で
見てしまう事・・・

辛い気持ちの生みの母に対して・・

誘拐犯の女は・・勝ち誇ったように
裁判の席で・・・

「ただ あの子とずっと居たかった・・
  ただそれだけが 願いだった・・・
 謝罪の気持ちなんて ありません。」

というから 生みの母は 半狂乱になり・・・

日常でも 誘拐犯の母親との4年間を
娘から感じ取り自分が母親と思われていないと
焦り 悲しみ 怒り・・ちょっとした娘の言動にも
泣きわめき それがさらに 娘を戸惑わせ
娘との溝を深めていく・・

生みの母親の苦しみ・・・・
普通にしていても憎むはずの愛人に
娘の心まで持って行かれたのだから
どこにも気持ちの持っていきようが
無かったのだと思う・・・

誘拐犯の愛人も 本当は・・・
きっと普通に結婚して子供を持っていたら
きっと素敵な母親になっていたであろう女性
あんなにも大事に大切に 4年間育て上げたのだから・・

なんか・・・悲しい

運命のいたずら・・出会ってはいけなかったのだろうと思う


評価:
---
アミューズソフトエンタテインメント
¥ 2,832
(2011-10-28)

評価:
角田 光代
中央公論新社
¥ 1,680
(2007-03)


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